自称進学校は悪か?いろんな人から考える学校の姿

自称進学校が猫ちゃんに圧をかけるイラスト 語り
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2006年青森県生まれ、男性。
中学3年生の時に絵本を読むのにハマり、魅力的な絵本を紹介したいなと思いブログを2025年から始める。自身が体験したこと、伝えたいことについても語る。

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どうも、星 叶太です。この記事では「自称進学校」について、自分の経験、周りの人の経験を通して感じたことなどをみなさんに伝えたいと思います。

タイトルの結論を申し上げますと、100%悪ではないですが、人によって10%だったり70%だったりといろいろ変わると感じています。この結論に至るまで、どのような過程があったのか読んでいただければ幸いです∩(^ー^)∩

さて、みなさんはどんな高校に通っていましたか?スポーツに特化した高校、工業系が盛んな高校、いろんな高校があると思います。そんな中、私は姉が通っていたのと同じ高校を選びました。いたって普通の、高校偏差値63くらいの公立高校・・・そうこの私の家から一番近かったこの高校こそが、私にとっての自称進学校の出会いでした。

そもそも自称進学校とは?

さて、タイトルと本文に登場している「自称進学校」ですが、そもそもどんな学校で、「進学校」と何が違うのでしょうか?まず、自称進学校は別名「なんちゃって進学校」と呼ばれ、なんちゃってなので「進学校」に比べて、難関大学への合格率、大学進学率、偏差値が劣ります。特に偏差値に関してですが、進学校の偏差値がだいたい70以上なのに対して、自称進学校は55~65と、成績が平均のちょっと上くらいかな?って思う人たちが同じ中学校からあがって来る同級生を見て思いました。

また、自称進学校は大学受験をする際、先生からうるさいほど「国公立大学を受験しなさい」と勧めてきます。インターネットで他の学校を調べても、同様の傾向があるようです。これには主に理由が2つあり、1つは私立大学と比べて学費が安いから、2つ目は教育の質が私立と比べて良いからです。これらの理由は、国などの機関から援助を直接受けているためです。また進学校はほとんどの人が大学に進学するのに対し、自称進学校は就職や専門学校へ進学する方も居ます。事実、私の友達の半分は専門学校に進学し、もう半分は大学進学という感じでした。

自称進学校の辛いところや驚きを隠せない出来事

さて、入学してびっくりしたのが、膨大な課題の量。これも自称進学校の特徴で、学校行って部活が終わって、帰宅する。人にもよりますがこの時点でだいたい19~21時でしょう。ご飯だったり、お風呂だったり必要な時間を1時間だと仮定して、20~22時。予習に復習、明日朝の時間に待ち構える英単語の小テストの暗記、数学のワークを進めたりもろもろでだいたい2~3時間。塾や予備校に通っている人はもっとかかるでしょう。これで私は睡眠不足が酷くなり、朝の時間は正面玄関が閉まる遅刻ギリギリの時間に毎日登校してました。

そんな感じ毎日通っていて、いつも通り英語の授業を受けていると、誰かのスマホの通知音が鳴りました。iPhoneのデフォルトの設定で「トライトーン」ってサウンドの名前のやつですね。それは通知音がたった1回鳴っただけ。ですが、英語の担任は激怒しました。「なんでスマホ鳴ってるんですか?誰ですか?(静寂が流れる)…学校内はスマホの使用禁止です!2度と無いように」みたいな感じが2分くらい続いたのが3年経った今でも覚えています。強烈でした。でも授業中はしょうがないとして、休み時間も学校内でスマホ使えないのがそもそもどうなんだ?って思ってますが、こんな感じでかなり校則にもうるさいです。

そして3年経った今、もっと強烈だった出来事が数学の時間に起こりました。何をきっかけにしてそこまで言われたのかまでは忘れましたが、授業中にクラス全員に対して数学の担任が「あなたたちはそこまで頭が良くないから、ここまで丁寧に一番良いやり方で教えてるんだよ。だからこの学校に来たんでしょ?もっと頭が良い人はもっと上の高校に行くだろうし、あなたたちはそれくらいのレベルなんだよ」って言ったことですね。これには本当に驚きました。入学するまでに、努力してやっとこの学校に合格できた人も居るかもしれないのに、よくこんなことが言えるな。と感じました。また、別の数学の時間ではとある生徒が挙手して間違った問題の答えを言ってしまった際に、他の生徒がそれを嘲笑うかのように見ていたのが不快でした。このように、先生に対しても生徒に対しても一緒に授業を見たり聞いたりしていて快くないなと思う生活がこれ以外にも何回かありました。はっきり言って、民度が悪かったです。ただ、こればっかりは学校や入学した学年次第で変わることもありますので一概には言えません。

自称進学校の良いところ

これまで悪いと思った事実、辛いなと思った事実を書いてきました。ただ、生活している中でもちろん良いところはありました。それは課題の量が多くてもしっかり勉強をすれば、学校の成績は安定していた点です。いくら睡眠不足になろうが課題をしっかり終わらせて、期日までには提出すれば先生は評価してくれるし、膨大な量の課題で演習を積むことができる。それでも分からないところはしっかり先生に聞いて解決すれば、授業もテストも難なく突破することができました。実際、それを実行した結果180人くらい居る学年で総合6位取ってます。人によって能力の差はあるでしょうが、しっかりと勉強していたら、成績上位取ることだって難関大も夢ではありません。実際、同じ部活の先輩は某大学医学部医学科受かってましたし、頭良い友達はMARCHに行きました。

「自称進学校には行くな!」と言われても・・・

冒頭でも、姉がこの高校に通っていたことは話したと思います。姉がその高校に通っているころ、私はよく姉が寝落ちしている姿をよく見ていました。おそらく、1日の授業を全て終えた後の部活がしんどくて、ほぼ毎日寝落ちしていたんだと思います。無理もないです。だから姉は私に「自称進学校には行くな」と言われました。しかし、「近いから」という理由で私はその高校を選んでしまいました。私の当時の学力では、1個上のレベルの高校も入れるほど余裕があったのですが、「近いから」という理由で選んでしまった。1個上のレベルの高校は遠くて、バス通学の必要があって、私は酔いやすいから、近い方を選んでしまいました。そしたら本当にあまりにその生活が辛くて、病気になってしまった私はリタイアして別の学校に行きました。そしてそれが、前にブログで書いたうつ病発症のきっかけとなります。

自称進学校を選んでも良いけど、そこは最高到達点なの?

だから私から皆さんにどうしても言いたいのが、どうか「近いから」という理由などで、中途半端なレベルの高校や、自分に合わないであろう高校を選ばないでほしい。「偏差値が高い大学に行きたい!」のならより一層レベルの高い高校を目指して受験をするべきだし、私みたいにバス通学が必要で、「酔っちゃうし遠いから」みたいに、変な理由で行ける高校の選択肢を減らさないでほしい。もちろん、今まで言った膨大な量の課題や、先生たちの圧に負けない強さを持っていて、その学校が自分にとっての学力の最高到達点、または、その学校にしかない部活に入りたい、などその学校じゃないとダメな場合なら行ってもいいと思います。それが、高校選びに失敗した、私が伝えたい一番のメッセージです。私にとって、最高到達点でもなく「近い」という理由だけで選んだこの高校ですが、この学校のレベルに合った人や、本当に入りたかった人にとっては、0%悪にもなり得るでしょう。

最後に

この記事では、自称進学校について語りました。みなさん高校選びをする際は、慎重に決めてくださいね。また、これを書いた星 叶太はX(旧Twitter)でアカウント名「ねむそうなおうさま」でイラストや日常のことを呟いたりしてますので良ければフォローお願いします!この記事が気に入ったらぜひ次回の記事も見てください~。それではまた∩(^ー^)∩

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